チベット仏教普及協会
《ポタラ・カレッジ》
《ポタラ・カレッジ》
2016年中に実施した特別講習・集中講座の記録です。
最新の特別講習・集中講座に関する情報は、こちらを御覧ください。
会場は、特記のない限り、ポタラ・カレッジ東京センター。
「チッタマニ・ターラー」の灌頂受者を対象に、三日間かけて生起次第の行法を詳しく解説します。「チッタマニ・ターラー」の行法は、頭頂・喉・胸・臍・秘処にチャクラを観想し、各チャクラの中心と脉管に微細なターラーを修習するなど、簡潔ながら深遠な内容となっています。
ターラーは、諸仏の衆生済度のお働き、つまり善巧方便そのものを体現した仏母です。それゆえ、あくまで仏道修行の成就を主目的とする点に留意すべきですけれど、息災・増益・敬愛・降伏の四事業と結びつけて修法し、様々な現世利益を祈願することもできます。こうした内容は、大乗仏教の大慈悲と菩提心に基づき、正しく理解したうえで実修することが大切です。
今回ダライ・ラマ法王猊下から「チッタマニ・ターラー」の灌頂を受法した方に、特にお奨めの行法伝授です。以前にポタラ・カレッジでこの灌頂を受けた方も参加できます。
導師:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン(本会会長・主任講師)
日時:平成28年12月23日(金・祝)・24日(土)・25日(日)
三日間とも午後1時~6時
受講費:正会員・賛助会員12,000円/準会員13,500円/一般15,000円
受講資格:チッタマニ・ターラーの灌頂受法者限定。
ダライ・ラマ法王猊下による「チッタマニ・ターラー」の灌頂をはじめ、無上瑜伽タントラの灌頂受法者を対象とし、「六座グルヨーガ」の行法を、初めての方にも分かりやすいよう平易に解説します。「六座グルヨーガ」は、無上瑜伽タントラの灌頂を受けてから最初の課題となる「三昧耶と律儀の保持」の、具体的な実践と位置づけられます。伝統的には、無上瑜伽タントラの灌頂では、この「六座グルヨーガ」を毎日昼夜に修行することが三昧耶(誓約事項)となります。大阿闍梨の裁量で三昧耶とならない場合でも、できれば修行した方が望ましいことは言うまでもありません。通信受講の対応も可能です。
講師:ガワン・ウースン(本会専任講師)
日時:11月23日(水・祝)午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み。)
受講費:正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円
受講資格:無上瑜伽タントラの灌頂受法者限定。
ダライ・ラマ法王猊下による「秘密集会(グヒヤサマージャ)」大灌頂が大阪で11月に厳修されること、及びポタラ・カレッジでも来春に高僧をお招きして「秘密集会」大灌頂を実施する予定であることを念頭に置き、「秘密集会」をはじめとする無上瑜伽(アヌッタラヨーガ)タントラの概要を分かりやすく解説し、日常生活の中で高度な密教を修行する意味と手順を明らかにします。
講師:齋藤保高(本会事務局長・講師)
日時:11月3日(木・祝)午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み。)
受講費:正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円
受講資格:どなたでも御参加いただけます。
ダライ・ラマ法王猊下による「秘密集会(グヒヤサマージャ)」大灌頂が大阪で11月に厳修されることを考慮し、ポタラ・カレッジ大阪教室で「秘密集会」の概要を紹介する特別講習を実施します。仏教全体に於ける「秘密集会」の位置づけや特徴、大灌頂を受法する際の心構えなどについて、平易に説明します。
なお、ポタラ・カレッジ東京センターでも、来年の春に高僧をお招きして「秘密集会」大灌頂を実施する予定なので、法王猊下の大灌頂に参加なさらない方でも、この特別講習の内容は役にたつと思われます。
講師:クンチョック・シタル(本会副会長・主任講師)
日時:10月22日(土)午後1時~5時
会場:應典院(おうてんいん); 大阪市天王寺区寺町1-1-27 (TEL.06-6771-7641) 地図
日本橋駅8番出口より東へ歩7分。谷町九丁目駅、上本町駅3番出口より西へ歩8分
※ 講習内容についてのお問い合わせ電話は、会場の應典院ではなく、ポタラ・カレッジ東京センター(TEL.03-3251-4090)へお願いします。
受講費:正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円
受講資格:どなたでも御参加いただけます。
ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師による「ダクポ・スムディル(忿怒金剛手)」許可灌頂(宗学研究室ブログ8月15日の記事参照)の受者を主な対象に、本尊の成就法を分かりやすく解説します。許可灌頂を受けたうえで、成就法を修行して真言を念誦することにより、諸々の障礙を除くなどの御利益も成就しやすくなるはずです。
講師:ガワン・ウースン(本会専任講師)
日時:10月16日(日)午後1時~6時
受講費:正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円
受講資格:原則として、金剛手の許可灌頂を受けている方に限ります。
ダライ・ラマ法王猊下の御法話の音声を教材とし、そのフレーズを文法的に解説して、ヒアリングの練習をします。仏教用語や法話での言い回しに慣れ、ラマの説法を聞き取れるようになることを目指します。チベット文字を読めるなど、チベット語の基礎知識があることを前提に授業を進めます。
4月に実施した春季集中講座「チベット語文法と法話の聞き取り」とは、内容が異なります。また、4月に受講していることを前提にした続きの内容でもないから、初めて参加なさっても大丈夫です。今回は、聞き取りを中心にし、文法的な説明も全てそれに関連づけて行ないます。
講師:ガワン・ウースン(本会専任講師)
日時:10月9日(日)・10日(月・祝)
両日とも午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み。)
受講費:正会員・賛助会員9,000円/準会員10,000円/一般12,000円
受講資格:チベット語の基礎知識がある方向け
ゲルク派宗祖ツォンカパ大師の『甚深道ナーロー六法教導次第・三信具足』をダライ・ラマ十四世法王が伝授した際の講伝録をもとに、チャンダリー、幻身、光明、ポワ、トンジュク、中有という六種の秘訣について考察します。「チャクラサンヴァラ」大灌頂受者には、特にお奨めの内容です。
テキストの表紙や目次の画像に、その部分の和訳を付けたものを、こちらで御覧になれます。今回は、いよいよ本題の「究竟次第」に入ります。2日間では完結しないため、これからも継続して実施する予定です。
これまでⅠとⅡを受けていない方でも、受講資格を満たしていれば、今回から参加できます(また、ⅠとⅡの録音データを御希望の方は、通信受講の扱いで提供可能です)。
講師:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン(本会会長・主任講師)
日時:9月19日(月・祝)・22日(木・祝)
両日とも午後1時~6時
受講費:正会員・賛助会員9,000円/準会員10,000円/一般12,000円
受講資格:無上瑜伽タントラ大灌頂受法者限定
弥勒菩薩が「般若経」の隠れた意味を修道論として説き明かした『現観荘厳論』は、チベット仏教の僧院教育で徹底的に学修される中心課題の一つです。この教えの膨大な内容を簡潔に整理した枠組みが「七十義」で、それらをさらにまとめると「八現観」になります。『現観荘厳論』を詳細に学ぶには長年の努力が必要ですが、「七十義」によって要点を知るだけでも、実践修行の裏づけとして大変役にたつはずです。『現観荘厳論』のエッセンスを、二日間で集中して学べるチャンスです!
講師:クンチョック・シタル(本会副会長・主任講師)
日時:8月6日(土)・7日(日)午前11時〜午後5時まで(途中1時間の昼休み)
受講費:正会員・賛助会員9,000円/準会員10,000円/一般12,000円
受講資格:どなたでも御参加いただけます。
5月のダライ・ラマ法王来日御法話で授けられた文殊菩薩の許可灌頂に合わせ、文殊菩薩の礼賛偈「カンロマ」を解説し、それを念誦して文殊菩薩を瞑想する成就法のやり方についても説明します(「カンロマ」のチベット文、読み方、和訳はこちらです)。
講師:クンチョック・シタル(本会副会長・主任講師)
日時:7月18日(月・祝)午前11時~午後5時まで(途中1時間の昼休み)
受講費:正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円
受講資格:文殊菩薩の灌頂・許可灌頂を受けていれば一番望ましいですが、そうでなくても四部タントラいずれかの灌頂・許可灌頂を受けていれば受講できます。
中観派の根本聖典であるナーガールジュナ(龍樹)『中論』のうち、第十一品「前後の辺際の考察」と第十二品「自により作られたものと他により作られたものの考察」について解説します。この箇所は、人無我の論証の一環です。実在論者側から「輪廻があるから、輪廻を体験する者が居る。体験する者には、我があるのではないか?」という論難が投じられることを想定し、それに対する中観派の返答が提示されています。今日でもよく見受けられる「仏教は、無我説だから輪廻を否定している」などという誤解は、この教えをよく吟味すれば雲散霧消するはずです。
今回の特別講習では、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師による『根本中論大註・正理の海』に沿い、できるだけ平易に説明します。
※ 講師の共訳書『全訳 ツォンカパ 中論註 正理の海』(起心書房)を参考図書に用います。
講師:クンチョック・シタル(本会副会長・主任講師)
日時:5月5日(金・祝)
午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み)
受講費:正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円
受講資格:どなたでも御参加いただけます。
ゲルク派宗祖ツォンカパ大師の『甚深道ナーロー六法教導次第・三信具足』をダライ・ラマ十四世法王が伝授した際の講伝録をもとに、チャンダリー、幻身、光明、ポワ、トンジュク、中有という六種の秘訣について考察します。「チャクラサンヴァラ」大灌頂受者には、特にお奨めの内容です。
テキストの表紙や目次の画像に、その部分の和訳を付けたものを、こちらで御覧になれます。今回は、テキストのp.41「特別な前行」からになります。2日間では完結しないため、これからも継続して実施する予定です。
講師:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン(本会会長・主任講師)
日時:5月3日(水・祝)・4日(木・祝)
両日とも午後1時~6時
受講費:正会員・賛助会員9,000円/準会員10,000円/一般12,000円
受講資格:無上瑜伽タントラ大灌頂受法者限定
「ヴァジュラヨーギニー(金剛瑜伽女)」の加持灌頂受者を対象に、成就法略本儀軌の行法指導を行ないます。今回は、理論的な解説は少なめにして、各自で成就法を効果的に実修できるようになるため、行法を分かりやすく説明したいと思います。
※ 金剛と鈴、ダマル、内供器、念珠等をお持ちの方は、できれば御持参ください。なお、これらをお持ちでなくても、受講に全く支障はありません。
※ 大日の七法で着座して風のヨーガ等の瞑想を実修するため、チベット式絨毯に座る形で行ないます。なので、参加者の皆様は、座りやすい楽な服装でいらっしゃってください(座るのが困難な方には、椅子を御用意します)。また、できれば、経軌や法具を置くための敷物を御持参なさった方がよろしいかと思います。
講師:齋藤保高(本会事務局長・講師)
日時:4月29日(金・祝)
午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み)
受講費:正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円
受講資格:ヴァジュラヨーギニー加持灌頂受法者限定
ダライ・ラマ法王猊下の法話の音声などを教材とし、そのフレーズを文法的に解説して、ヒアリングの練習をします。仏教用語や法話での言い回しに慣れ、ラマの説法を聞き取れるようになることを目指します。
その他、助詞の用法を中心としたチベット語文法の基本も説明します。チベット文字を読めるなど、チベット語の基礎知識があることを前提に授業を進めます。
講師:ガワン・ウースン(本会専任講師)
日時:4月16日(土)・17日(日)
両日とも午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み。)
受講費:正会員・賛助会員9,000円/準会員10,000円/一般12,000円
受講資格:チベット語の基礎知識がある方向け
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